人 と 生物 が共に暮らす自然。いのちひびきあう美しい里山。
自然の「力」を活かした農業に取り組み、地域に生息する天敵を活用した減農薬栽培技術の確立に取り組み、農業を私達の環境を支える魅力ある産業にします。
令和3年度の取り組みとして、イオン水生成装置「フィールドマスターⓇIoT2.0」を試験導入することになりました。
この装置はハイパーアグリ株式会社が開発した商品で、田んぼに供給する水を水稲の栽培に適した弱酸性にすると共に、水位などのデータをリモートで監視できる装置です。
下の画像は田んぼの最上部にある水の供給口に設置した様子です。
電源は太陽光パネルで供給し、下の筒状のものは水位センサー、青いコンテナに入っているのがイオン水を生成する電極です。
電極と水位計を拡大した画像です。
左上にあるのが田んぼへの水の取り入れ口です。
取り入れ口からの様子
今回は実証実験のための導入とのことで、メーカーの他にIoTのサポートにはKDDI株式会社が、実証実験のサポートに対馬市が担当しています(費用がかかっていません)。
この装置の効果として、稲の成長制御や雑草への耕種的防除、肥培管理作業のの軽減が期待され、無農薬栽培での食味向上が実現できるとされています。
さらに、ヤマネコにやさしい農業への支援システムとしても期待できます。
年の瀬の山里のくらしの紹介です。
軒下のスペースでイエネコ(三毛猫のミーコ(仮称))を飼っているのですが、
ミーコ用に軒下にキャットフードをおいていたところ、
ニオイに連れられてか、ヤマネコがやってきました。
とは言っても野生のヤマネコ、人の気配を感じると一目散に走り去ります。
カメラを構えては撮影できないので、自動カメラを仕掛けてみました。
後ろに写っているのは作業台(^ω^;として使っている蜂洞です。
秋の深まりの中、山里は10月に入り、朝は寒くなってきました。
「オーナー田」の稲刈りも、10月9日に一般社団法人MITの方々にお手伝い頂き、無事に終えることができました。
今年の米作りは土作りが目標でした。
土作りをしっかりやることにより、登熟期の稲の活力低下や、充実不足を避けることができ、お米の収量性と食味の向上が実現できます。
そして安全と安心(GAP)と有機栽培へとつながって来ました。
オーナーの皆様へはいつでもお米をお送りする準備ができました。
今年もありがとうございました。
7月の頃の山里はホトトギスとウグイスの鳴き声を聞きながらの農作業です。
(オオスズメバチのトラップにとまっていたハマキガ科のビロードハマキ)
オーナーの皆様、田んぼは今、中耕と除草の作業を行っています。
一般社団法人MITの方にもお手伝いして頂きました。
これから稲は幼穂形成期へと向かっていくと思われます。
今年も多くの皆様のご支援を頂いております。
心からお礼申し上げます。
お礼の意味を込めてオーナー田にオーナー様のお名前の看板を設置致しました。
(画像はお名前の部分をぼかしてあります)
山里では若葉から青葉の頃を迎え、すばらしい季節に向かっています。
今年も田の浜ツシマヤマネコ共生農業実行委員会もオーナー制度にご参加頂きありがとうございます。
いつもこの時期にはオーナーに皆様に来島いただき、田植えのイベントを開催していました。今年は、新型コロナウイルスに関する「緊急事態宣言」の影響で、お迎えできなかったことが残念でなりません。
去る6月1日に一般社団法人MITの方にお手伝い頂き、オーナー田の田植えを終えました。現在、稲は活着をして生育期に入っています。
平成30年(2018)年から始めたGAPの取り組みである「5Sの実践」「記録に残すことの重要性」といったような「適正な農業のやり方で生産しよう」を実践しています。
また、土作りへの取り組みとして、混合堆肥から複合堆肥への変更、緑肥や草木灰(一部)のすき込みなどを取り入れ、さらなる持続可能な有機農業生産方式への転換を図り、稲穂の登熟の完結を目標にがんばりますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
ご支援を頂いておりますオーナーの皆様へ
今年の取り組みについて紹介いたします。
昨今の離島農村の課題として高齢化と人口減少、地域においての行事ごとや景観など、特に地域資源の維持までもがわからなくなっております。
安心して暮らしていける定住条件を農家目線でがんばっていきます。
今年も土作りと作物生産を行っていきます。
冬の間の土作りで、今年のアスパラ栽培は化成肥料を使いません。
また、栽培から出荷までの野菜の衛生管理に注意します。
八十八夜を過ぎた頃は水稲の種まきを行います。
(一般社団法人MITの方にお手伝い頂きました)
5月下旬から6月頃に田植えです。
本田の土作りとして
マメ科緑肥のすき込みです。腐植の増大と保肥力の増大は地力を高め作物(水稲)生育を促進するには有用と思います。
家畜ふん堆肥は切り返し2年目の堆肥を使います。
なお、特栽専用肥料(BB特栽862号)を40kg/1反使用します。
10/15 今年最後の米の収穫です。
島内のオーナーの方にも来ていただきました。
山里の自然の力を活かした米作り、食味スコアが気になります。
夏の高温と日照不足、台風と、耐えてきた米は私達に色々教えてくれました。
収穫が終わったことをご報告させていただきます。